2019.10.2
「アンカー健全度協会南九州支部 第二回会議」が、当社で開催されました。
道路土工構造物の点検においては、「5年に1回を目安として道路管理者が適切に設定した頻度」で実施することが通知されました。これにより、「概ね15m以上の切土法面」と、「概ね10m以上の盛土法面」について従来以上の管理が求められる事となりました。この時代の流れにより、現在、多様な道路管理者様からご相談を頂いております。
切土法面には多様な保護工がありますが、何らかの異常を見落とした時、非常に大きな問題に進展するのが「グラウンドアンカー工」です。グラウンドアンカーとは、不安定な法面や斜面対し、プレストレスとして緊張力をかけ、これらを安定させる工法です。しかしながら逆を言えば、緊張力をかけているため、アンカー材が切れたりした場合、法面や斜面が崩壊するだけでなく、飛び出したアンカー部材が車両や家屋等に衝突するなど、2次災害リスクも含まれています。輪ゴムを引っ張ったまま、切断したらどうなるか? 想像つき易いでしょう。
このグラウンドアンカー工は、日本に導入されて50年以上が経過し、これまでも不安定な法面や斜面に設置され、健全性が保たれてきました。しかしながら、これらの施設も老朽化は免れず、適切に管理し、国民の安全・安心を確保する事が求められている。
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